2022年03月02日 19:06

フィッシャーマン・ジャパン(FJ)とライトハウス(LH)は、今の水産業に必要な柔軟で自由な働き方「TRITON JOB SPOT」を3月からスタートする。
これまでFJは、「TRITON PROJECT」を立ち上げ、水産業の担い手育成事業に取り組んできた。2021年3月、船舶IoTベンチャー企業LHとの連携もスタートしたことで、人材育成事業も全国展開し、計185名以上の漁師が全国で誕生した。その一方、漁村部の新たな課題も浮き彫りになってきた。それは、繁忙期の季節的な人材不足だ。
「TRITON JOB SPOT」は、多くの次世代漁師を育成してきた「TRITON PROJECT」から生まれた、今の水産業に必要な新しい漁師としての働き方。特定の船・漁村に定着するのではなく、繁忙期にだけ漁師になり、また次の繁忙期の漁村へ移っていく。漁師として全国の漁村を旅するのもよし。数カ月だけ漁師として働くのもよし。水産業での自由で柔軟な働き方を普及させることで、人材の流動性を高め、漁村が抱える季節的な人材不足の解決を目指す。
「TRITON JOB SPOT」が提案する新しい働き方には、全国の漁村を旅するように渡り歩く「フリーランス漁師」、学生が夏休みや冬休みなどの長期休みを使って働く「学生漁師」、すでに一次産業で季節的に働く人が漁業も行う「一次産業フリーランス」、すでに漁師として働いている人が休漁期・閑散期に別の漁村で働く「漁師副業」がある。第1弾の仕事として、3月から宮城県石巻市でワカメ・メカブ養殖の水揚げ・加工が始まる。