2022年03月02日 12:30

パーソルキャリアは、「はたらく女性の活躍と健康を考える会(仮称)」を設立する。

経済産業省の調査によると、生理や女性特有の疾病による労働損失は4911億円と試算され、その原因として、管理職や男性だけでなく、女性自身の知識不足も課題であることが指摘されている。一方、女性の健康課題に対応した働きやすい環境の整備を進めることが、生産性向上や企業の業績向上に結び付くとしながらも、女性のヘルスリテラシーに関しては、まだまだ取り組む企業が少ないのが実情だ。女性のヘルスリテラシー向上のヒントとなる情報を得る機会や、企業ごとの課題感の共有や相談ができる場の提供が強く求められている。パーソルキャリアでも、これまではたらく人々のキャリア自律をサポートする中で、女性特有の疾病やトラブルが原因で、キャリア構築においてさまざまな制約を受ける女性から、数多くの悲痛な声を聞いてきた。

今回、同社が設立したコミュニティでは、独自調査「女性の働き方とヘルスリテラシーに関する調査」を実施して、テーマごとに調査結果を分析。そこから見える課題について、有識者の人々とともにディスカッションを行い、「当事者の女性」や「女性に関するヘルスリテラシー向上の施策を推進する企業」にとってヒントとなる提言や情報発信を行っていく。さらに今後は、有識者と企業担当者が直接コミュニケーションできるイベントの開催、コミュニティネットワークづくりにも取り組む。これらを通じて、各社で女性に関するヘルスリテラシー向上や推進が進み、ひいては世の中が変わっていくことが期待できるようなコミュニティづくりを目指していく。

パーソルキャリア