2020年11月11日 18:54

森見登美彦、辻村深月、冲方丁の3選考委員満場一致で選ばれた、第11回「小説 野性時代 新人賞」受賞作「化け者心中」。その刊行を記念して、12月12日に著者の蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)さんと「化け者心中」の装画を担当した漫画家の紗久楽さわ(さくら・さわ)さんによるオンライントークイベントの開催が決定した。

「腰骨にぶるぶるくるような怪しい感覚とラストのカタルシス。ラフイラストがあんなに頭からするすると溢れ出す作品に巡りあえたことは久しぶりでした!」と思い入れた今回の入魂のカバーイラストは、どのようにして生まれたのか。 「百と卍」の作者であり江戸文化に造詣の深い紗久楽さわさんをゲストに迎え、本作のカバー制作に至るまでの過程を、つぶさに話してもらう。

頭からするすると溢れ出したという何パターンものラフイラストも、今回ここで初公開。物語を読んだあと、もう一度じっくりカバーイラストを見直すと、いかに多くのディテールに工夫が凝らされているか、いっそう深く楽しめる趣向になっている。胸がきゅんきゅんする江戸歌舞伎の世界を、ぞんぶんに語ってもらう貴重な対談となる。セミナーでは、第一部に紗久楽さわ先生と蝉谷めぐ実さんの対談。第二部に読者からの質問コーナーを実施。質問は事前に募集する。

オンライントークイベントは、12月12日13時~14時半開催。「クリアファイルつき」1500円、「書籍・クリアファイルつき」3200円、「複製画つき」1万2000円。全て税込。