2020年10月20日 18:02

メモワール・オブ・ジェントルメン有限責任事業組合は、世界で活躍するトップクリエイターと共に、日本のコンテンツを原作として、英語によるミュージカルを企画開発・製作するプロジェクトをニューヨークでスタートした。そのための作品として選ばれたのは、安野モヨコさんによる漫画「鼻下長紳士回顧録」。ニューヨーク ブロードウェイにおける上演、さらに世界公演を目指す。

「鼻下長紳士回顧録」は、安野モヨコさんの5年8ヶ月ぶりの作品として、2013年に祥伝社「FEEL YOUNG」で連載が始まり、2018年に完結した。画の美しさと人間の裏と表を表現した安野モヨコワールドが満載のこの作品は、女性のみならず男性ファンも多く、今年の文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞。美しくも切ない安野モヨコワールドを、ニューヨークミュージカル界のトップクリエイターたちが、日本漫画原作初のブロードウェイミュージカル化に挑戦する。

演出、振付を手がけるのは、ブロードウェイ、ウェストエンドで活躍するロブ・アシュフォード氏。ミュージカル「モダン・ミリー」で、トニー賞振付賞を受賞。これまでにブロードウェイミュージカル「FROZEN(アナと雪の女王)」「エビータ」など11作品の振付を担当した。

本プロジェクトは作曲家(後日発表)による曲作りが始まっており、現在は脚本家の選定が進行中。日本のコンテンツをニューヨークでミュージカル化、更に世界に展開しようというこれまでに無かったプロジェクトの続報に注目が集まる。