2016年10月24日 08:23

防災ガールは、高知・潮江地区限定の「未来号外」を発刊。計1万部の投函・街頭配布を実施する。

津波は、被害発生のたびに「想定外」として扱われ、関心を大きく集めるのはいつも発生後。しかし、大規模な地震が発生した後、適切かつ速やかな避難行動をとることができれば必ず回避できる側面がある。悲観的な被害想定を、一方的に発信し続けるだけではなく、実現可能な地域の未来を、想起しやすい形にし、「非日常」を日常に負担なく取り入れられる仕組みとして届けることが、これからの防災に求められる役割と考え、本企画に至った。

高知・潮江地区では、南海トラフによる津波被害・長期浸水予測が立てられているが、緊急避難先となる「津波避難ビルの場所」はもちろん、その認知度も決して十分とは言えない地域課題がある。「未来号外」発刊にあわせ、高知市・潮江地区内の最大49ヶ所の「津波避難ビル」に、視認性の高いオレンジフラッグを一斉掲出。緊急避難先の周知・オレンジフラッグの理解促進を図る。

潮江新聞