2023年08月22日 15:58

鳥取県は、夏の終わりから秋にかけて旬を迎える「二十世紀梨」を8月21日より全国で販売開始する。

国内で流通している梨は、幸水や豊水のような薄茶色の皮をもつ「赤梨」が主流だが、鳥取県で広く栽培され、植栽面積・出荷量ともに日本一を誇るのは、黄緑色の皮の二十世紀梨だ。二十世紀梨は、110年以上の歴史を持った千葉県生まれ鳥取育ちの品種。食感は、梨の中でもシャリシャリ度が抜群。ほどよい甘さで適度な酸味があり、残暑の厳しい時期にふさわしいフレッシュな味わいだ。

出荷初日には、収穫期を迎えた二十世紀梨が県内9つの選果場に集められ、箱詰めされた後全国へと出荷された。今年は交配が平年より9日早いうえに、猛暑で玉太りが心配されていたが、結果は良好。肌色も青く、みずみずしい仕上がりとなっている。糖度は平均11.2度、重量も平均426.9グラムと例年並み。また、台風7号による落果は1~2%となる見込みで、販売計画に大きな影響はない。今シーズンは、約2566トンを出荷予定だ。

東京・新橋にある鳥取県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」では、期間限定で「梨まつり」を開催。1階のショップではSNSキャンペーンや梨の詰め放題などを、2階「ももてなし家」では、梨の試食を提供する。

「梨まつり(予定)」開催期間は9月1日~14日。開催場所は、鳥取県アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区新橋1丁目11-7 新橋センタープレイス)。

っとり・おかやま新橋館