2023年08月21日 09:50

のちのちは、世界的建築家、藤森照信さんが設計を手がける日本初の宿泊施設「小泊Fuji」を8月20日に開業する。
「小泊Fuji」は、長野県諏訪郡富士見町、1日1組限定(定員5名)完全プライベートに過ごす宿。周辺を田んぼに囲まれ、南アルプス、富士山、八ヶ岳を望む4000平米の敷地の高台に建てられた小さな宿だ。のちのち代表取締役・山越典子さんが藤森さんの建築に惚れ込み2010年に設計を依頼、構想13年目にして開業となった。「自然との調和」を建築最大のテーマとする藤森さんの設計は、銅板の屋根の上に桜の木を植え、外壁を焼杉の板で覆う特徴的な建物となった。
長野県と山梨県の境に近い、小さな集落の中に建つ「小泊Fuji」。ここには身近な自然に寄り添う穏やかな人の営みと、南アルプスを一望し、八ヶ岳、富士山も望めるダイナミックな環境がある。「人と自然が織りなす里山の風景に、ゆっくりと心を満たす滞在」を目的とした施設で、チェックイン後に施設スタッフは常駐しない為、一組のみで完全プライベートに藤森建築の世界観を堪能する事ができる。宿に併設された宿泊者専用のパントリーストア(売店のような役割)では、地元の食品やお酒などを購入することもできチェックアウトまでの時間、加不足のない滞在となるように整えられている。
宿泊料金は、一棟基本料金6万6000円(季節変動あり)、大人8800円、中学生5500円、小学生3300円、小学生以下無料(すべて税込)。場所は、長野県諏訪郡富士見町(プライベート施設につき住所は非公開)。