2023年02月02日 12:02

アイヌ工芸の伝統が受け継がれる北海道・平取町二風谷(びらとりちょうにぶたに)の「二風谷アイヌクラフト」プロジェクトは、富山県高岡市の「能作」とコラボレーション。新たなテーブルウェアシリーズを発売する。

「能作」は、江戸時代から400年以上続く鋳物製造の町・高岡市から、既成概念にとらわれないものづくりで世界的メーカーへと発展した、107年続く世界的鋳物メーカー。アイヌ語で「もてなし」を意味する「イサプテ(i-sapte)」を冠した今回のコレクションでは、錫(すず)製のテーブルウェア全9アイテムを発売。主に木彫りや刺繍に用いられるアイヌ文様を金属に施すことにより、新たな魅力が生まれた。

製品は、本プロジェクト公式HPと、「能作」の一部店舗で販売するほか、2月10日~23日には、代官山T-SITEにてポップアップショップ「錫と。アイヌ工芸と。」を開催する。今回発表するコレクションをはじめ、二風谷のアイヌ伝統工芸品、アイヌ文化をモチーフにした人気漫画「ゴールデンカムイ」オリジナルデザインの「マキリ(小刀)」などを紹介。二風谷アイヌ文化の関連書籍と共に販売する。

会期終了後は、能作一部直営店および 二風谷アイヌクラフト オンラインショップにて販売予定。また、3月上旬にはニューヨークでの展示販売を予定している。詳細は公式HPにて順次情報公開する。