2023年01月31日 09:59

茨城工業高等専門学校(茨城高専)から出場した「茨城高専ほしいも☆プロジェクトチーム」は、1月15日に東京都千代田区の日経ホールで開催された、「第1回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest」(高専GCON2022)で優秀賞を受賞した。
「高専GCON2022」は高専制度60周年を記念して創設された新しいコンテスト。高専女子が主体となって日頃の研究や演習の成果を活かし、SDGs(持続可能な開発目標)の達成や社会課題の解決に貢献するアイデアを競う。審査項目は、SDGsへの理解、イノベーション視点、実現可能性の3点。全国の高専からエントリーされた90チームのうち、書類審査・面談審査を通過した10チームが本選(成果発表会)に臨んだ。
「茨城高専ほしいも☆プロジェクトチーム」は、茨城県の主要産業の1つである「ほしいも」の加工過程で、不可避的に生じる残渣を堆肥化する際に発生してしまう悪臭の抑制について研究成果を発表した。審査員からは、具体的な実験・検証を行っている点や、地域が抱える複数の課題を同時に解決していく研究内容が高く評価された。同チームはこれからも研究を更に深め、技術の社会実装を目指して活動していく。また、専攻科生の松田望来さん(応用化学コース1年)は、2月11日に茨城県ひたちなか市のひたちなか市文化会館で開催される、「環境シンポジウム2023」(主催:ひたちなか市)で今回の取り組みについて発表する。