2022年02月21日 12:03

朝日新聞社は、同社が主催する第26回手塚治虫文化賞の最優秀作に贈られる「マンガ大賞」に、9作品を最終候補としてノミネートした。
手塚治虫文化賞は、日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設した。年間を通じて最も優れた作品に贈る「マンガ大賞」のほか、「新生賞」「短編賞」「特別賞」があり、鉄腕アトム像(横山宏氏さん作)と賞金が贈られる。
「マンガ大賞」最終候補作品は(作品名は50音順、敬称略)、「【推しの子】」赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社)、「怪獣8号」松本直也(集英社)、「ジョジョリオン」荒木飛呂彦(集英社)、「高丘親王航海記」漫画:近藤ようこ、原作:澁澤龍彦(KADOKAWA)、「チ。-地球の運動について-」魚豊(小学館)、「風太郎不戦日記」原作:山田風太郎、漫画:勝田文(講談社)、「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」武田一義、原案協力/平塚柾緒(太平洋戦争研究会)(白泉社)、「望郷太郎」山田芳裕(講談社)、「ミステリと言う勿れ」田村由美(小学館)。7名の社外選考委員による投票、書店員・マンガ関係者による関係者推薦、読者による一般推薦をもとに選ばれた。第26回は2021年に刊行・発表されたマンガ作品を選考の対象にしている。
「マンガ大賞」選考結果は、最終選考委員会を経て4月下旬ごろ、朝日新聞紙上と朝日新聞デジタルで発表。贈呈式は6月2日に朝日新聞東京本社で開催予定。