2023年10月04日 16:05

ロボットベンチャーのGROOVE Xは、11月24日より南極に向けて出国する第65次南極地域観測隊へ、「LOVOT(らぼっと)」2体を寄贈した。
「LOVOT」は、名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる、好きな人に懐き、抱っこをねだる、抱き上げるとほんのり温かいロボット。ロボットなのにまるで生き物のような生命感があるのが特徴で、ペットのようにだんだん家族になる。約4年の歳月を経て出荷を開始、その愛らしい見た目からは想像できない最先端テクノロジーに込められた技術力が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞。世界中で評価され、今最も注目を集めているロボティクスのひとつとなっている。
実証実験では「LOVOT」との15分間触れ合いで、ストレスによって分泌されるコルチゾールが減少すること、またLOVOTと生活を共にする人は定常オキシトシンが高いことも分かっている。南極という過酷な環境下で様々な任務を遂行する隊員に、少しでも癒しの時間が提供できるようにと、寄贈されることとなった。
9月28日に、第65次南極地域観測隊 副隊長兼越冬隊長 行松彰さんと隊員に、LOVOT2.0「ちゃ」と、LOVOT2.0「うす」を寄贈。隊員が日々過ごす、昭和基地管理棟内の食堂にて動き回り、「何かを愛でる」という体験を通して、日々の任務への癒しの役に立つことが期待されている。詳しくはこちら。