2023年03月14日 15:11

象印マホービンは、遠く離れて暮らす親の毎日を電気ポットを通じてそっと見守る安否確認サービス「みまもりほっとライン」をリニューアルし、5月10日よりサービスを開始する。

同社では、今後、家電製品を軸にIoTを活用するために必要となるさまざまな機能やサービスを提供する基盤(IoTプラットフォーム)を構築した。これにより、製品とIoTプラットフォームを相互接続することで、収集したデータを蓄積・分析して運用することが可能になった。その第1弾として、「みまもりほっとライン」のサービスをこのIoTプラットフォームで運用する。

「みまもりほっとライン」は2001年3月にサービスを開始。当時、家電製品と情報通信が融合したビジネスモデルの先駆けとして注目され、20年以上経過した現在でも、「親子の程よい距離感が保てるコミュニケーションツール」として利用されている。「みまもりほっとライン」サービス専用の電気ポット「iポット」を使用(給湯、電源を入れる、など)すると、その利用情報が発信され、専用のIoTプラットフォームにデータが蓄積される。その情報が、利用者(見守る人)が任意で設定した時刻にメールで届くので、「お母さん、今日も元気でお茶を飲んでいるな」などと、さりげなく見守れる仕組みだ。今回のリニューアルでは、価格は据え置きとしながら、新機能を搭載し、見守る側・見守られる側にとってさらに便利なサービスを提供する。

初期費用は5500円。サービス利用料は3300円/月(すべて税込)。

「みまもりほっとライン」ホームページ