2025年05月08日 16:17

マツダは、5月14日~16日に開催される、「第一回 リサイクルテックジャパン(インテックス大阪)」に出展。環境配慮型のリサイクルループ事例や資源循環の最前線を紹介する。

展示の見どころのひとつは、複層シートのマテリアルリサイクル。複層シートとはアルミ蒸着やアルミ箔等を貼り合わせたシートであり、ゼリーやヨーグルトの蓋で使用されている。複層シートは耐久性や遮光性といった優れた特性をもっているが、異なる素材の多層構造のため、通常の単一素材のプラスチックよりもマテリアルリサイクルが難しく、多くはサーマルリサイクルに依存している。同社は新たな設備を導入し、この複層シートのマテリアルリサイクルにチャレンジすることにした。

別の見どころは、環境に配慮したリサイクルループ構築の取り組み。廃棄するプラスチックのリサイクルは多くの企業で進められているが、そのプラスチックをもう一度「使う」に変えるリサイクルはまだまだ発展途上。そこで同社では、様々なプラスチックをもう一度形を変えて企業で使用するプラスチックのリサイクルループを、関西で多くの回収実績がある同社として提案。企業のSDGsへの取組みに貢献する。

さらに、同社が製造・物流過程で使用したプラスチック包装材を、廃棄(焼却)するのではなく、回収~ペレット加工~再商品化する取り組みについて二酸化炭素の排出量を算定した結果を展示する。