2023年02月08日 10:06

西鉄グループは、「SCRAP ART プロジェクト」と称し、バスの廃材を用いたスクラップアート作品を製作・販売する。

役割を終えた路線バスは解体後、100%リサイクルされ、毎年約100台のバスから有価金属やプラスチックを回収し、製鋼原料やセメント原燃料として再利用される。「SCRAP ART プロジェクト」では、金属加工業者の三松や鍛冶屋のイチ・マル・ハチ(MAio-108)など、その道に精通した職人たちの手によってバスの廃材に新たな息吹が吹き込まれ、唯一無二のアート作品として生まれ変わる。

今回、第一弾として1975年から人々に親しまれてきた旧デザインの車両(通称「赤バス」)の車体の一部をアート作品にする。西鉄車体技術が切り取ったバスの車体の一部を三松による最先端のレーザー技術で20~30cmにカットしたものに、MAio-108が1つ1つ手作業でフレームを取り付ける。当時の風合いや質感をそのままにコンパクトなアート作品として楽しめる。

アート作品については北九州市八幡東区にある旧百三十銀行ギャラリーにおいて、3月3日〜8日の間、20点以上を展示・販売する。北九州市とは包括連携協定を締結しており、資源の有効活用として連携内容にも寄与する取り組みであると考え、今回、北九州市内でギャラリー展を開催することとした。また、3月下旬以降は「SCRAP ART プロジェクト」公式サイトでも販売を行っていく。

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