CCCアートラボは、展覧会「NEW CRAFTY 進化/新化/深化する工芸」を、2月8日～12日、⼆子⽟川 蔦屋家電にて開催。5名のキュレーターが考える「工芸」と、それを体現する作り手や作品を紹介する。

本展において監修を担当するのは、プランニングディレクターの永田宙郷さん。各界で活躍する各氏にキュレーションを依頼。キュレーターそれぞれが考える、「進化/新化/深化」する工芸と、それを体現する作り手や作品を紹介することで、これまでの工芸の概念や枠組みを押し広げることを試みる。

紹介されるのは、九谷焼の技術の粋を結集して作られた九谷塾の作品「兜蟲（かぶとむし）」「鍬型（くわがた）」。また、VIGOREのハンドメイドフレーム「70 next」の感性や美意識を最大限に際立たせるモデルとして、伝統技術である螺鈿（らでん）や蒔絵のデザインを施した「知足」。さらに漆特有の肌触りと独特の艶、質感、さらに撥水性と抗菌性を兼ね揃える、天然素材を用いた環境負荷の少ない新しいサーフボード「漆板 Siita」など。変わりゆく生活様式や社会の要請に向き合った、現代なりの工芸を感じられる作品が並ぶ。

これまでの工芸とこれからの工芸を橋渡しする機会のひとつとして、本展が多くの人々の工芸への対話のきっかけとなることを願い、開催を決定した。なお、本事業は令和４年度文化庁委託事業となる。詳しくはこちら。