2023年02月06日 12:57

アダルは、家具製作の過程で排出された端材を活用し、2023年の干支であるうさぎをモチーフにしたオブジェ「fukune(ふくね)」を2月6日より限定5個にて販売開始する。
業務用家具メーカーの同社は、全ての取扱商品に対し設計・製造・使用・廃棄というプロセスにおいて、環境負荷低減に向けた取り組みを行っている。廃棄物低減を目指す端材活用方法として、大きめの木端材は工場見学時のノベルティとしてドアストッパーなどにアップサイクルし、さらに細かな端材は粉砕し、自社農場で野菜栽培用の肥料の一部として使用するなど、無垢材の端材はほぼ全て再利用している。今回はその活動の1つとして、端材を活用し新たな年の始まりに福を呼ぶ干支オブジェ「fukune」を製作した。
「fukune」には2つの意味がある。1つは喜びを知らせる意味の「福音(ふくいん)」の音読み。もう1つは、家具をつくる為に使った端材がアップサイクルされ、再びインテリアに生まれ変わったことを、「fukune」の名前の最後の文字「e」の次の文字である「f」を頭文字にすることで、循環を表現した。同アイテムはどんな空間でも馴染むようなシンプルな形状でインテリア性を持たせ、5軸CNC加工機器による3次元加工の製作技術によって、思わず撫でたくなるような柔らかなフォルムを実現した。今後はその年の干支をモチーフにしたオブジェを毎年発表する予定だ。つまり、全ての干支をコンプリートするには12年かかる一大プロジェクトとなる。
価格は4800円(税込)。発売日は2月6日(先着順・限定5個)。5月初旬頃の発送予定。