2021年03月26日 14:14

凸版印刷とMEBUKUは、スマートフォンアプリで対象施設の音声ガイドを利用すると、周辺施設で利用可能な電子クーポンがダウンロードできる観光DXサービス「クーポン付き音声ガイド」の実証実験を実施する。

昨今、地方自治体にとっては、地域活性化を推進するうえで観光分野の重要性が非常に高まっている。しかし、従来の観光を軸としたアプリやキャンペーンは一過性のものが多く、持続的な効果を創出することが困難となっていた。加えて、新型コロナウイルス感染症の拡大により、観光客が減少しており、その対策が急務となっている。

「クーポン付き音声ガイド」サービスは、凸版印刷の電子クーポンソリューションとMEBUKUが提供する音声ガイドアプリ「Pokke(ポッケ)」を連携させ、観光施設で対象の音声ガイドを利用すると周辺の観光施設や店舗で利用できる電子クーポンをダウンロードすることが可能。これにより、観光地を訪れた観光客が1つの施設にとどまることなく、周辺の観光施設や店舗へ周遊を促し、訪問先で電子クーポン利用による消費を創出。また、コロナ禍において、感染症対策として非接触で音声ガイドを提供でき、地域や施設の魅力を再発見できる仕組みを構築することでマイクロツーリズムを促進する。

なお今回の実証実験では、サケのふるさと千歳水族館(北海道千歳市)、多気町(三重県多気郡)、青龍山 吉祥寺(群馬県利根郡)の3拠点で、それぞれのニーズに合わせた同サービスの有効性検証を行う。また、第1弾として3月25日より、サケのふるさと千歳水族館での実証を開始し、順次その他施設での実証を開始する。

Pokke / 凸版印刷