2025年05月13日 12:35

福島県国見町の「クニミノマド」では、2022年4月より、1本の桃やりんごの木を複数人でシェアする「桃の木オーナー制度」および「りんごの木オーナー制度」を実施している。このたび2025年度「桃の木オーナー制度」「りんごの木オーナー制度」の申込受付がスタートした。

国見町は福島県最北端に位置し、宮城県との県境にある人口約8000人(2024年12月現在)の小さな町。盆地特有の寒暖差が大きく、県内で最も日照時間が長い気候条件のもとで、おいしい桃やりんごが育てられている。しかし国見町には観光農園がないため、収穫した果物のほとんどがJAや道の駅で販売されており、直接販売する贈答用の果物はごくわずか。消費者と直接関わることは少なく、販路が限られている。農業体験などのイベントを実施しても、1回だけの参加になってしまっている点が課題だった。

そこで、国見町や農家と関わる機会、長期的かつ継続的に関われる仕組みを考えて始めたのが「桃/りんごの木オーナー制度」。国見町のオーナー制度は、桃やりんごの木1本を複数人でシェアするプラン。参加申し込みを行いオーナーになることで、果物を受け取るだけではなく、生育過程を知ったり、農業見学や収穫体験などに参加することができる。

桃の木オーナー制度は6月30日まで、りんごの木オーナー制度は9月30日まで、参加申し込みを受け付ける。詳しくはこちら