2025年10月29日 09:53

ワールドスキャンプロジェクト(WSP)は、10月22日、23日に東京で開催されたウクライナ地雷対策会議(UMAC2025)のサイドイベントにて、従来方式を大幅に上回る磁気検知に成功した自社開発の高感度磁気検知原理次世代磁界センサ「JIKAI」のセミナー登壇およびブース展示を行った。
UMAC2025は、戦争で広範に地雷や不発弾が残るウクライナの復興に向け、国際的な地雷除去と人道支援の連携を強化するための国際会議。22日に行われたサイドイベントでは、「JIKAI」の性能だけでなく、地雷除去活動への利用の可能性に関してCTOの市川さんが登壇しプレゼンテーションを行ったほか、ブース展示も行い、ウクライナでの人道支援や地雷除去を行う現地企業・組織と意見交換をする機会に恵まれた。
WSPが開発した高感度磁気検知原理磁界センサ「JIKAI」は、従来のフラックスゲート方式を大きく上回る15〜20ピコテスラ(pT)レベルの超高感度磁場検出に成功した革新的デバイス。検出の原理そのものも自社で開発した「JIKAI方式」を採用。小型・軽量かつ高い耐環境性を備え、ドローンや水中ロボットへの搭載が可能だ。これにより、人が立ち入れない場所や危険区域での作業者のばく露リスクの低減が見込めるため、特に地雷・不発弾探査への応用が期待されている。専用ソフト「JIKAI-VISION」と連携し、取得データをヒートマップや地理情報上で可視化できる点も特長で、磁気計測の限界を押し広げる日本発の先進技術としてとして国際的な連携や応用展開が期待されている。









