2020年08月28日 18:35

筑波大学附属病院は、リーズンホワイが提供するネット型セカンドオピニオンサービス「Findme(ファインドミー)」を採用し、がんの陽子線治療・放射線治療のオンラインによるセカンドオピニオンを、2020年9月1日から開始する。

セカンドオピニオンとは、現在かかっている主治医以外の医師に、診断や治療方針について「第2の意見」を求めることで、患者が病気についての理解を深め、治療方針の決定に主体的に関与することができるシステム。セカンドオピニオンは、自由診療で実施されるが、医療が高度化している昨今において、患者自身が納得して治療に取り組める仕組みとして、がん医療の現場では積極的に取り入れられている。

筑波大学附属病院陽子線治療センターではこれまで、対面式のセカンドオピニオンを行ってきたが、患者の住所と本院との距離がハードルとなりセカンドオピニオンを案内できないケースもあった。また、昨今の新型コロナウイルス感染症の広がりで来院することをためらっている人もいることから、リーズンホワイが提供するネット型セカンドオピニオンサービス「Findme(ファインドミー)オンライン診療システム」を導入し、オンラインでの実施可能なセカンドオピニオンを実施することになった。

これにより、来院による新型コロナウイルス感染症などのリスク低減を図りながら、本院から離れた場所に住む患者でも陽子線治療や放射線治療、がん治療の相談が可能となる。