2015年06月23日 14:48

6月20日は「世界難民の日」。それにあわせ、セーブ・ザ・チルドレンは、シリア難民の子どもたちが描いた絵を、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の専門家による分析とともに公開した。
シリア難民の家族が多く集うミラノのセントラル駅で子どもたちに描いてもらった絵は、「紛争」「旅路」「経験したこと」「人物像」「シンボル」の5つのカテゴリー。分析の結果、子どもたちが抱えている問題には「安定感の欠如」「教育機会の欠如」「トラウマを引き起こしてもおかしくないような出来事に晒されたことによる不安感」が含まれていることが浮き彫りに。
分析を行った専門家は「多くの子どもたちが不安や恐れを描いているが、未来への希望を感じさせる部分や、受けた支援に対する感謝を描く子どもたちがいたことも特筆すべき」と説明している。