2025年10月16日 09:54

アダコテックは、検査現場で発生するポカミス(ヒューマンエラー)をAIで防止し、現場主導で低コストなデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する新製品「POKAMIRU(ポカミル)」をリリースした。

政府や各自治体の支援も進むなか、製造業のDX化は広がりを見せている。しかし中小企業では、「コストがかかる」「人材がいない」「どこから始めればいいかわからない」といった理由で、DX導入が依然として進んでいない。特に検査工程は、熟練者の経験や勘に依存することが多く、AIや自動化の導入が難しい領域とされてきた。アダコテックは、この課題を現場の目線から解決するために「POKAMIRU」を開発した。

「POKAMIRU」は、誰でも簡単にAI検査モデルを構築できるツール。特別なAI知識や大規模な設備投資は不要。わずか数分で、現場の管理者が「良品/不良品」をAIに学習させることができる。これにより、現場のポカヨケを自動化し、AI導入の心理的・金銭的ハードルを大幅に下げることが可能になる(導入コストを最小限に抑え、すぐに効果を実感。属人化していた検査工程をデジタル化。AIモデルの更新や調整も現場で完結)。「POKAMIRU」は、「DX=全社改革」という固定観念を打ち破り、「まずは現場から始めるDX」という新しいアプローチを提案する。

発売日は10月15日。

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