2025年10月08日 19:40

東京大学大学院情報学環は、社会人を対象とした履修証明プログラム「Disaster Solution Executive Program(DSEP/災害対策エグゼクティブプログラム)」の2026年度受講生募集を開始する。
DSEPは、学校教育法に基づき修了者に履修証明書が発行される文部科学省認定制度を活用したものであり、本学では医学部以外で初の履修証明プログラム。経営者や高度専門職が、災害時や不確実な未来において必要となる意思決定力(レジリエンス能力)を学ぶ国内初の取り組みとして注目を集め、現在は第2期(2025年4月~)を迎えている。
近年、世界は自然災害に加え、感染症やサイバー攻撃、地政学的リスクなど複合的な脅威に直面している。最終的に組織や地域を守るのはリーダーの判断であるとの考えから、DSEPは「危機に強いリーダー」の育成を主軸とし、法人・個人による自助・共助への投資を促すことを目的に設計された。
カリキュラムは、災害対策の8分野を体系とし、自然科学と社会科学を基盤にサイバー犯罪、法医学、組織危機管理などを含む多岐なテーマを扱う。また、国内外の災害事例を用いたケーススタディを組み合わせる構成とし、理論と実務を往復しながら「自分の現場にどう適用できるか」を議論することで、受講者は実効的な知識とともに強固な人的ネットワークを獲得する。
詳しくはこちら。