2025年06月24日 10:07

光文社は、東京大学大学院情報学環・渡邉英徳教授らによる書籍「戦中写真が伝える 動物たちがみた戦争」を7月16日に出版する。
本書は毎日新聞社が所蔵する貴重な戦中写真6万枚をデータベース化した「毎日戦中写真アーカイブ」と連携し、同アーカイブの中から、軍馬や軍犬、軍鳩、その他にも戦時の人間を支え、癒やした動物たちの写真を掲載している。
掲載にあたっては、渡邉さんが最新のAI技術を用いながら歴史資料と専門家との検証を重ねて色を補正し、可能な限り史実に沿ったカラー化を施した。また、貴志俊彦さん(専門:アジア史、京都大学名誉教授・ノートルダム清心女子大学教授)により、動物たちが戦争に利用されていた当時の背景などが解説されている。
編著者の渡邉英徳さんは、東京大学大学院情報学環教授。専門は情報デザインとデジタルアーカイブ。貴志俊彦さんは、ノートルダム清心女子大学国際文化学部教授、京都大学名誉教授。表象・メディア研究、アジア史、地域研究を専門とする。中島みゆきさんは、毎日新聞記者、東京大学大学院情報学環客員研究員、慶應義塾大学非常勤講師。災害復興と記憶の構成過程について研究している。専攻は社会情報学。
定価は1500円(税抜)。発売日は7月16日(電子書籍は同日発売予定)。