2025年05月23日 19:01

ジャパン・インフラ・ウェイマークは、橋梁点検専用、電子野帳アプリ「Waymark Note」正式リリース版を5月22日より提供開始した。
従来の橋梁点検作業における野帳記録は、紙の過年度調書に手書きでメモするのが一般的だった。同社はドローン橋梁点検を先駆的に取り組み、6年間で全国約1100橋以上のドローン橋梁点検を実施してきた。ドローン活用による損傷確認および撮影作業の効率化は図れる一方で、野帳記録は紙への手書きメモであったため、印刷の手間、何百枚の紙資料を見ながらの作業効率の悪さ、手書き記録の修正や記載ミス、現場後の写真整理の煩雑さ等々、多くの課題が発生していた。これらの課題を解決するため、自社開発したものが、「Waymark Note」だ。1月にはβトライアル版を提供し、現場の意見を反映しながら改良を重ね、今回正式版の提供を開始した。
「Waymark Note」は、橋梁点検業務の効率化にフォーカスし、「橋梁点検現場での記録に特化した入力インターフェース」「確実かつスムーズな撮影チェックを実現する機能性」「内業の効率化を意識したデータ出力機能」といった機能性を持たせ開発を進めてきた。インフラメンテナンス業界の労働力不足、インフラの老朽化という社会課題に向き合い、支える人(建設コンサルタント/点検調査会社)を支えるべく、基本機能は無料で提供する。対象はiPad(iOS15~18搭載)。
料金は、アプリ基本機能無料(Webサービス機能は有料)。サービス開始日は5月22日。