2025年05月19日 09:50

日本ろう芸術協会は、11月6日~9日に開催される「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」の観覧チケットを、5月17日より販売開始した。
本芸術祭は、「目で観る舞台芸術」をテーマに、手話・視覚言語・身体表現を軸とした国際的な舞台芸術作品を一堂に集める、日本初のろう者主導による国際舞台芸術フェスティバル。ろう者であり、本芸術祭の総合ディレクターを務める牧原依里さんのキュレーションのもと、世界各国の手話パフォーマンスや新たな表現に出会える4日間だ。
今回のチケット販売では、4月に発表された第一弾プログラムを中心に、オープニングセレモニーや国内外の表現者による多彩な公演を用意している。主な演目には、独自の演出で注目を集めるカンパニーデラシネラの小野寺修二さんが演出するノンバーバル演劇や、アメリカ発祥の即興手話バトル「SIGN SLAM」、さらにマーベル映画「エターナルズ」など世界的な映像作品で手話監修を務めた専門家ダグラス・リドロフさんによるパネルディスカッションなどを予定。誰でも楽しめる開かれた芸術祭として、「手話の世界」に飛び込み、多様な「目のことば」に出会える4日間となる。また、芸術祭期間中には、手話をテーマにしたマルシェ「手話の市」も開催。会場前広場には、食べ物や雑貨・アクセサリーなど多彩な出店が並び、手話・筆談・ジェスチャーを交えながら誰もが気軽に買い物を楽しめる、にぎわいの場を創出する。
開催期間は11月6日〜9日。会場は、座・高円寺(東京都杉並区高円寺北2丁目1-2)。