2024年12月26日 15:20

Culture Generation Japanはコメ兵ホールディングスと協業し、伝統工芸品の二次流通事業「旅皿(たびさら)プロジェクト」を開始する。
旅皿プロジェクトは「物語のある、お皿たち」をコンセプトとした伝統工芸品の二次流通事業。同社が運営する和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」で使用した作品を、コメ兵ホールディングスのリユース事業における専門性と広範なネットワークを活かし再び流通させる、サブスクリプションとリユースを掛け合わせた新しい取り組み。人から人へ受け継がれ、使われることで価値が高まる、伝統工芸品の二次流通市場の構築を目指す。
近年、土資源の枯渇が世界的な社会課題として注目されている。特に、陶磁器などに使用される高品質で特定の用途に適した土は採取可能な量が限られており、持続可能な資源利用の必要性が高まっている。一方で、伝統工芸品の分野では、過剰在庫や需要変化への対応、資源の有効活用といった課題が顕在化している。
この様な課題を解決すべく、同社では日本全国の窯元・陶芸作家の作品からプロのスタイリストが厳選した伝統工芸品を主に飲食店向けに月額で貸し出す「CRAFTAL」事業を2019年より展開。更に今後は、「旅皿」プロジェクトを通じて、人気の飲食店やシェフたちが使用した物語を伝え紡いで行くことで新たな価値の創出を図り、伝統工芸の持続可能性を高めることを目指す。また、再流通に伴い売上の一部が作り手に還元される仕組みの構築も検討していく。