2024年12月13日 09:03

リノベーション協議会は、当協議会で定めるマンション専有部の省エネリノベーションの基準である「R1住宅エコ」の名称を「エコキューブ」に変更する。2025年2月下旬(予定)より新名称での登録を開始する。

当協議会では、2022年から省エネリノベーション基準「R1住宅エコ」の推進を図ってきたが、より消費者にも省エネリノベーションを想起できるわかりやすい名称を求める声があり、「エコキューブ」という名称に変更することが決定した。

4月から新築住宅の販売・賃貸の際には、省エネ性能を表示することが必須となる「省エネ性能表示制度」が開始した。2025年までの省エネ適合基準への義務化、2030年までの省エネ基準のZEH水準への引き上げといった施策が予定されており、社会的にもますます省エネ性能への意識が高まることが予想される。既存住宅においては、基準適用の予定はないが、新築の基準強化を意識した性能向上が必要と捉えている。

「R1住宅エコ」は、2022年にリノベーション協議会にて策定した基準で、共同住宅のリノベーションにおいて、協議会が定める検査・保証・登録を行う「適合R」住宅に対して省エネ性能の要件を加えたもの。

省エネ効果の見える化を目的とした「省エネレポート」の提供を予定している。省エネリノベーション住宅に関わる事業者が、このツールを活用して消費者にもわかりやすく説明できるようになることで、より一層省エネリノベーション住宅の普及が進んでいくと考えている。