2024年10月18日 15:56

青山商事はドレスカジュアルブランド「GOOVI(グービ)」において、店舗で使用していた破損および不用になったプラスチックハンガーを原料とした水平リサイクルハンガーを作製。2024年の秋冬コレクションから、全23店舗で本格的に使用を開始する。

同社は2024年に発表した「2024~2026年度中期経営計画」において、サステナビリティの取り組みを基本戦略の1つに定めている。環境分野においては2050年カーボンニュートラル(Scope1+2)を宣言。その実現に向けた取り組みの1つとして、2021年度からハンガーのリサイクルによる廃棄物の削減に努めている。

店舗で使用し破損および不用になったハンガーを商品センターで集約、分別、粉砕しリサイクル専門業者に引き渡しており、開始から2023年度までの3年間で約60万本をリサイクルした。また、これら作業工程内の分別、粉砕作業においては障がいのある人が行っており、新たな活躍の場にもなっている。

そのような中、この取り組みを進化させ、商品センターで粉砕したハンガーの一部を、リサイクル・リユース事業を推進する旺尚社陳列製作所の岐阜工場でハンガーとして再製品化。SUIT SQUAREが展開する、サステナビリティがブランドコンセプトの「GOOVI」の商品を陳列する専用ハンガーとして使用している。今後も環境課題の認識と解決のためにSDGsを重要視し、持続可能な社会に向けた取り組みを推進していく。