2024年02月01日 15:41

スタートアップ「バカン」は、岡山県倉敷市および東武トップツアーズと連携し、「倉敷デジタル観光パスポート事業」を開始した。本事業は、デジタル田園都市国家構想の交付金を活用し、観光アプリの導入を通して、倉敷ならではの魅力を伝えるコンテンツを集約・展開するもの。
倉敷市は、全国で初めて3つの日本遺産が認定された街。白壁に代表される風情ある景観に美術館やカフェ、ショップが立ち並ぶ美観地区、ジーンズストリートで人気の児島、瀬戸内海の絶景を望む鷲羽山や下津井の港町など、全市を挙げて観光振興に取り組んでいる。これらの魅力的な観光コンテンツや地域資源に関する情報発信による当地域のファン作り、各エリアへの周遊促進、そして更なる観光交流人口や滞在型観光の拡大を図りたいとの思いから本事業はスタートした。
本事業の目的は、いわゆる「旅前」「旅中」「旅後」において、それぞれのタイミングに適した情報・サービスをすべてLINEアプリに集約して提供すること。観光客の新規獲得や周遊促進、消費促進、滞在時間の増加、リピーター誘客を図ることを目指している。
そのため、倉敷市中心部(美観地区)の駐車場や観光地の混雑状況の可視化、モデルコースやデジタルマップ、クーポン情報を提供。旅前~旅後のあらゆるシーンに役立つ情報発信を通した観光客満足度向上、誘客促進およびEC経由の消費喚起をうながす事業を推進する。