2023年10月19日 09:50

Maria Projectは、10月18日、絵本読み聞かせアプリ「KIKASETE(きかせて)」にて、新作絵本9冊を公開、絵本の総数が300冊を超えた。

出版科学研究所によると、紙の絵本市場は2021年に10年前に比べおよそ1.2倍に成長、紙の出版市場はマイナス成長傾向にある中、絵本の市場は拡大している。絵本の市場が好調な理由として、昔からの定番の絵本が売れ続けていることが挙げられる。また、自治体による絵本配布、書店や教育機関での絵本読み聞かせ等の取り組みにより、絵本が普及し子どもに届くという社会的な流れがあり、少子化が進む中でも絵本の市場は安定したものとなっている。そのような中、近年は新刊の割合が増えており、絵本作家に留まらない作り手の絵本のヒットによる絵本も話題となった。また、児童書を多く出している出版社で小中学生向けに電子書籍サービスを開始するなど、絵本の世界でも多様化、デジタル化が進んでいる。

「KIKASETE」は携帯やタブレット上で使う電子絵本の読み聞かせアプリ。絵本は、環境問題や多様性について取り扱ったオリジナルストーリーや昔から馴染のある童話まで多様なテーマを取り扱っている。アプリ利用保護者からは、「いろんな絵本を楽しめる」「紙の絵本により興味を持つようになった」などの声があり、電子絵本の需要拡大を感じている。今回のアップデートにより、公開している絵本が300冊を突破した。

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