2023年10月13日 16:21

東屋社は、卸売として取り扱う「BOPLA FILM」を対象に、日本有機資源協会の発行するバイオマスマークの認定(認定番号:No.230170)を取得した。
BOPLAフィルムは、工業用とうもろこし由来のポリ乳酸樹脂を二軸延伸方式で加工するサステナブルな高透明のフィルム。バイオマス原材料を95%以上含み、石油由来のフィルムの代わりに用いることにより、温室効果ガスの排出低減効果が得られる。例えば原料から樹脂製造までに生じるCO2換算量を、フィルム1平米の重量で算出比較した場合、PPよりも約60%少なくなる計算になる。また、欧州規格EN13432で生分解性(工業コンポスト性)が認証されている。
さらに、一般的に環境に配慮した素材は加工性や外観等に課題がある事例が多い。しかしBOPLAフィルムの加工性と外観は石油由来のフィルムと近い為、石油由来のフィルムからの切り替えが比較的容易。使用用途も多岐に渡る。印刷物の表面加工用途としては、印刷紙にラミネート加工することで、出版物の表紙、メニュー、POP広告、パッケージ、窓貼りパッケージ、紙皿などに用いることが可能。BOPLAフィルムそのものを包装用途としてキャラメル包装や、袋として使用することもできる。
SDGsが声高に叫ばれる中、今回バイオマスマークの認定商品となったBOPLAフィルムを石油由来のプラスチックフィルムの代わりに用いることで、消費者への啓蒙と訴求を両立。さらに、企業イメージの向上にも貢献する。