2023年09月07日 16:05

リーテックスは、ゼネコンで営業(発注者との契約)を担当している人を対象に、「建設業界における紙での契約」に関する実態調査を行った。

まず「現在、紙媒体での契約はどのくらい残っているか」と質問。すると、「ほとんど紙で行っている(23.4%)」「半数以上は紙で行っている(33.6%)」と回答した人を合わせ、およそ6割が「紙で行っている」と回答した。「契約書の内容の確定から締結・保管まで、1契約あたりどのくらい時間がかかるか」については、「1日未満(5.9%)」「2日~5日未満(25.3%)」「6日~7日未満(27.6%)」「8日~10日未満(19.7%)」「11日~14日未満(10.9%)」となった。

契約書を作成する際に最も大変な作業だと思うのは、「記載事項の確認や修正(29.0%)」が最も多く、次いで「書類の管理や持ち運び(24.7%)」「PC等(アプリやツール)での入力(20.4%)」「印刷や製本(13.2%)」「社員や発注者とのコミュニケーション(10.9%)」という結果に。

また、紙媒体の契約によるクレームやトラブルを経験した人は多く、約7割が、「経験がある」と回答。大多数が紙媒体での課題を感じている結果となり、建設業において電子契約の重要性は高い。しかし、9割以上が紙媒体での契約に課題を感じている一方、建設業界において電子契約サービスはほとんど利用できていないというのが現状かもしれない。