2023年08月31日 15:48

杉孝と積木製作は、建設現場へ安全かつ効率的な足場組立・解体研修サービスを提供することを目的とし、メタバースを活用した教育コンテンツ「メタバース足場組立教育-くさび足場組立・解体作業-」を業界で初めて開発した。
人手不足や若手の知識や経験不足により、足場の組立・解体における現場の安全確保や技術継承が困難になりつつあることが、現在の建設現場の課題。この課題を解決するために、SUGIKOではこれまでもVRやMRを活用した足場の安全教育や危険体感サービスを開発し、顧客に提供してきた。
今回積木製作と共同開発したメタバース教育コンテンツの最大の特徴は、それぞれの遠隔地から複数人がメタバース上の同一仮想空間で同時に研修を行えること。講師1名と受講者5名で実施し、手元のコントローラーボタンを操作しながら動作を行う事で足場を組み立てていく。遠隔地にいながら受講者同士で足場機材を渡す際の声かけや、次の工程の確認等、コミュニケーションを取り合いながら行えることがメリットだ。鮮明な映像と音声によって、実際の組立研修のように組立・解体手順の習得ができる。SUGIKOでは2023年秋発売の最新VRデバイスMetaQuest3を使用し、2024年から顧客へのサービス提供を開始。同時に積木製作はコンテンツの販売を開始する。今後はVR・MR技術サービスの提供に加え、メタバースを活用して現場の安全と効率化・生産性向上にさらに寄与していく。