2023年08月30日 16:09

FastLabelは、AI開発用途に権利クリアな日本人顔画像のデータセット2万2800枚の販売を開始した。
AI倫理の観点から被写体からAI開発への利用承諾を得ていることが、AIに使用するデータとしての利用条件となるケースが増加。既存の人物顔画像データセットの権利の透明性を見直す動きが、大手企業を中心として進んでいる。しかし、AI開発に必要となる数千から数万といったデータを権利クリアに収集することは容易ではない。
そこでAI倫理を遵守しながら、AI開発の高速化も実現できる短納期でのデータ提供を可能とするため、権利クリアな日本人画像のデータセットの販売に至った。同社が販売するデータセットの特徴のひとつは、権利クリアであること。同社の販売するデータセットは、データ取得およびAI開発への利用に関する同意書を「すべての被写体」から取得しておいる。
また、データの利用用途に合わせて、データを加工した上で納品が可能。これまで同社が支援してきた実績とAI開発への深い知見を活かし、利用用途に合わせたトリミング処理や印象分類、アノテーション等のオプションも提案可能。今回、200名の日本人モデルに対して、データ取得およびAI開発への利用に関する同意を得た上で顔画像の撮影を実施。日本人の人口分布に近い割合で幅広い年代をアサイン、角度や表情、装飾品の着用有無などのパターンも用意した。