2023年08月17日 19:03

土井木工は、街路樹や里山材など地域の木を活用した家具を発表した。国産木材の魅力発信拠点「MOCTION」にて8月17日~29日まで展示する。
土井木工は、「人と素材にやさしい家具づくり」を理念とし広島県府中市という自然豊かな土地に1949年創業。江戸時代からの伝統である「府中家具」の技術を継承し上質な家具を製作。2018年よち広島県産材を活用した商品開発を開始。素材は未利用材を中心に活用している。
人の手が入らず、放置された森は太陽の光も差すことなく荒廃していく。「使う」ことで森林はいのちを吹き返し、豊かさを維持することができる。人工林に偏った木材の使用を天然林からも見直し、輸入に依存しない国産の樹々の育成・使用から、人々の暮らしをいま循環させていく。
「in a CYCLE」と名付けた木の循環利用の取り組みでは、資源として使われることの少ない未利用材(ヒノキ大径木、里山材、街路樹など)を優先的に活用していく。この取り組みで生まれた家具を広島県庄原市の庄原市民会館へ納品した。納品したなかでも好評だった草木染めソファとラウンドテーブルをMOCTIONにて展示する。
草木染めソファは、クッション布地にヒノキの枝葉を鉄媒染したテキスタイル。ラウンドテーブルは、天板にはリニューアル工事に伴い伐採されたケヤキを活用した。
展示会場は、8月17日~29日まで。