2023年02月14日 12:02

NoMAラボは、東日本大震災時の原発事故により全町避難となった福島県浪江町を舞台とするオンライン謎解きアドベンチャー「時の波へ」を制作、2月14日より完全無料公開を開始した。

福島県浪江町は、福島県の沿岸、浜通り地域に位置する。もともと農業も林業も漁業も盛んで、また、多くの飲食店と大きなショッピングモールがある商業が盛んな人口2万1000人ほどの賑やかな町だった。2011年3月、東日本大震災と原子力発電所の事故により、町の全域に避難指示がかかり居住ができなくなった。2017年3月に沿岸の一部地域の避難指示が解除され、約2000名が居住している(1月現在)。

オンライン謎解きアドベンチャー「時の波へ」は、エンターテインメントによる町の記憶の継承、浪江町出身の子どもたちに故郷に関心をもってもらうきっかけづくり、そして、交流人口・観光人口の拡大を目指し公開を開始した。

ある日、浪江町の海岸を歩いていた少年は、一冊の絵本を見つける。本を開くと、突然世界が回りだし、気がつくと見知らぬ場所に。そこに一人の少女と、絵本から出てきたような昔の格好の人々が現れ、厄介なことに巻き込まれていく…。少年と謎の少女「なみちゃん」は、タイムトラベルによって出会う浪江町の人々の困りごとを解決しながら浪江町の6地区を巡り、過去から現代に近づいていく。そして、やがて訪れる、大きな地響きと暗闇…。少年は謎を解いて困りごとを解決できるか。謎の少女は一体何者なのか。そして、暗闇を抜け出す方法を見つけて、元いた場所に戻れるのか…。自身が主人公となって、謎解きに挑む。

詳しくはこちら