2023年02月03日 16:07

大建工業は、用途に応じて段階的に設定している木造住宅用防音グレードに、これまでにない高い遮音性能60dB/500Hzを実現する「スーパープレミアム防音★★★★」を開発し、1月16日より提案を開始した。

同社は、吸音天井や防音ドアなど、様々な建築音響製品の開発・製造・販売を手掛ける「音響事業」を1982年より展開しており、今年度で同事業は40周年を迎えた。一方、住宅市場ではニューノーマルな生活様式が浸透し、おうち時間をより快適に過ごしたいとのニーズの増加とともに、暮らしの中の音に対する関心が高まっており、音響事業を強みとする同社への問合せ件数は急増している。

そのような中、音環境に関するこだわりや困りごとだけでなく、より高レベルな要望にも積極的に応えるため、今回、最高グレードの防音性能を誇る「スーパープレミアム防音★★★★」を開発した。長年に渡り培ってきた同社独自の建築音響技術を活かすことで、従来、木造住宅の防音室では低音域のエネルギーが大きいことから演奏不可とされていたドラム等も使用できるようになり、大音量の楽器を演奏する一般ユーザーや、高い防音性能を求めるプロユーザーの人々への提案も可能となる。遮音性能60dB/500Hzとは、周波数500ヘルツ時で、60デシベル低減する性能を表す。目安としては、トランペットの演奏音が、小さな話し声程度にまで抑えられる性能だ。

目安価格は、8畳の大きさで約530万円(税別)。同社防音建材のみの価格。防音性能により価格は変動。上記は11畳の部屋を防音工事した場合の価格(工事後は8畳程度の空間になる)。提案開始日は1月16日。

大建工業