2022年10月12日 12:51

片岡オートは、不要になったトラックのボディを所有する企業や人と、それを必要とする人とを繋ぐマッチングサイト「トラボディ」を正式リリースした。
半導体不足の影響などから、ボディメーカーの生産は追いついておらず、中古ボディの需要は高まりつつある。その一方で、不要になったボディは新しい買い手を見つける手段も少なく、また見つかったとしても配送コストがかかるため、そのまま廃棄されるケースが多々ある。廃棄にはコストはもちろん、環境への影響も懸念される。そこで、不要になったボディを所有するユーザーと、それを必要とするユーザーを近隣地域でマッチングできる売買サイト「トラボディ」をリリースした。「トラボディ」は本来廃棄されるはずだったボディを再流通させることで、SDGs13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」の実現に近づくだけでなく、直近でも甚大な被害をもたらした自然災害への対策の1つとしても貢献できると考えている。
トラックのボディは丈夫な作りのため、ボディによっては50人ほど乗れるものもある。実際に阪神淡路大震災のときも、避難場所として多く活用された。また、雨風がしのげることから、保管庫としても活用できる。車やバイク、農作物、農機物を保管したり、犬や猫の飼育小屋にしたりなど、個人利用する人も多い。実はトラックのボディは、窓をつけるなどリノベーションもできる。家具も置けるので、小屋や事務所としても活用できる。