2022年10月05日 15:48

「東洋のスイス」として、精密機械で名高い長野県諏訪地域にある富士見町。同町が運営する富士見町の精密機械産業を紹介しているプロジェクトが「SEIMITSU FUJIMI(セイミツ フジミ)」。このたび、地方での国内最大級の工業専門展示会「諏訪圏工業メッセ2022」にて、中継イベントを行う。
諏訪圏工業メッセは、今年3年ぶりにリアルの会場開催となるが、「SEIMITSU FUJIMI」のプロジェクトは、この展示会のオンライン開催をきっかけに生まれた。コロナ禍で2020年の諏訪圏工業メッセはリアル開催が中止、オンライン商談会としての開催になったことを受け、富士見町では町内企業の支援の取り組みを検討。
富士見町の精密機械産業を育んできた風土と環境、精密機械を作り出す各社の独自技術や特徴を伝えること。さらに認知を高めブランドを作り、受注につなげるために、「SEIMITSU FUJIMI」として、2021年3月にサイトでの情報発信を開始した。2021年からの2年間で取材した企業は21社。延べ105時間の取材を行い、記事と動画で各社の取り組みを伝え、サイトで公開している。
今年は諏訪圏工業メッセがリアル開催されるが、イベントでは参加する富士見町の企業11社を紹介し、中継によりオンラインで全国に配信。切削、鋳造、加工の過程など、なかなかブースでは展示できないものを、「SEIMITSU FUJIMI」での動画も使うことで、実際の工場での作業の様子なども臨場感を持って伝える。開催は10月13日14:00開始、15:00終了予定。配信はこちら。