2022年10月05日 12:54

豊橋市は、9月、事業承継に重点を置いたリーフレット「廃業させないまち とよはし」を創刊した。
地域経済を支える中小企業の事業承継は、全国的に深刻化している。愛知県豊橋市も事業承継は喫緊の課題として、「廃業させないまち豊橋」を目指し、取り組みを進めている。事業承継を身近に感じ、考えるきっかけにしてもらおうと、今回、事業承継に重点を置いたリーフレットを創刊した。タイトルは、「廃業させないまち とよはし」。自治体が事業承継に特化したリーフレットを発行するのは初めてとなる。
創刊号では、市の事業承継に対する方針を記載したほか、事業承継をイメージしやすいよう親族内承継に取り組んでいる市内企業の事例を紹介。豊橋市商工業振興課の職員が取材し、企業のコメント、事業承継の流れなどをまとめた。また、愛知県事業承継・引継ぎ支援センター豊橋サテライトオフィスなど相談機関の支援内容、電話番号などが載せられ、どんなサポートが受けられるかをわかりやすく伝えている。5~10年かかる事業承継をスムーズに取り組んでもらうには、経営者や後継者の人々に啓発していくことが大切。そのため、身近に感じてもらえる内容のリーフレットを創刊した。
リーフレットは、豊橋商工会議所の会報誌に同封するほか、金融機関、市役所などにも置いている。また、豊橋市商工業振興課のホームページやInstagramでも公開している。今後、年2回発行。