2022年07月12日 12:55

ウォーターセルが展開する「アグリノート米市場(こめいちば)」は、従来の取引単位である1口当たり約200俵に加え、約35俵の小口取引の対応を開始した。
「アグリノート米市場」は、米生産者の経営の安定化、販路拡大に役立ててもらうべく、2020年10月にサービスを開始。以来、さまざまな機能の追加・拡充を行ってきた。小口取引への対応は、生産者および卸業者・実需者双方の人々より、「少量の取引もできるようにしてほしい」との要望を受け開発、提供するもの。従来の大型トラックが満載となる約200俵取引に加え、中型トラックが満載となる約35俵での取引を新たにサービスメニューに追加した。約200俵の単位では利用が難しかった人や、少量から試してみたいと考えている人など、より多くの人々に「アグリノート米市場」を利用してもらいたいと考えている。7月8日より、収穫前の契約を対象とする事前契約の取引、収穫後の玄米を対象とする現物取引双方で小口での契約が可能となっている。
「アグリノート米市場」は、利用者のさまざまな要望に応えるためのサービス拡充や、快適に利用してもらうための改良を継続的に行う。例えば、売り手全員に公開される買付情報とは別に、特定の売り手に向けた限定的な買付情報を出す仕組みや、数量や価格その他の条件を交渉できる仕組み、複数年契約などの仕組みを検討している。