2022年07月08日 19:03

日立コンサルティングは、お茶の水女子大学のジェンダード・イノベーション研究所、佐々木成江特任教授と共同で、「ジェンダード・イノベーション」における研究を7月から開始する。

ジェンダード・イノベーションは、性差を考慮して研究やビジネスを行うことでイノベーションを創出しようという概念。過去に見落とされてきた、生物学的性別や社会学的性別等の性差を考慮しながら製品等の開発を進めることで、新しい知見やよりよいサービスが生まれることが期待される。

4月1日に設立された同研究所では、「ジェンダード・イノベーションは研究に留まることなく、現実社会で実践し問題点を解決することこそが求められる領域」と提唱している。日立コンサルティングは本趣旨に賛同し、産学連携の共同研究を行うことで、日本においてジェンダード・イノベーションを普及させ、ビジネス・研究開発での性差分析の導入をめざす。またジェンダード・イノベーションの考え方を、AI活用などのDX経営戦略分野、中期経営計画や事業・サービス開発計画策定等のコンサルティングに適用していく機会を広げていく。共同研究内容としては、科学技術の発展や一人ひとりのQoL(Quality of Life)向上に向けて、1.日本におけるジェンダード・イノベーションの事例整備、2.海外施策調査、3.性差分析の導入プロセス検討を行う。

日立コンサルティング(関連コラム) / お茶の水女子大学