2022年07月08日 15:52

マネーフォワードは、デザイン人材育成支援事業の提供を開始した。
VUCA時代、金融業界においてもさまざまなプレイヤーが台頭、多くのサービスがリリースされ、ユーザーにとって選択肢が多様にある状態だ。ユーザーに選択され使われ続けるサービスを設計するための手段として、デザインが注目されている。特許庁による「デザイン経営宣言」や、デジタル庁が掲げる政策の一つにも国民目線でのデザインや専門人材の採用が掲げられている。また、メガバンクが行内にデザイン組織を設置しアプリの再設計を主導する事例や、サービス検討時からデザイナーが携わるデジタルバンクの登場など、金融機関などでもデザイン思考・デザイン人材を活用する動きが出ている。
変化の激しい時代、金融業界においても、ユーザー中心の価値やユーザー体験を創るためのデザイン思考・デザイン人材に注目が集まっている。デザイン人材の育成支援事業は、FintechサービスのUI/UXデザインから開発を一気通貫で支援する同社の専門チーム「Fintech Service Design Center by Money Forward X」が手掛ける。同社におけるデザイン人材育成のノウハウを活用し、金融機関のデザイン人材育成を支援する。座学だけでなく実務を通して、UX(User Experience:ユーザー体験)を起点としたサービスづくりの方法、UXデザインにおける主要な能力を体得してもらう。第1弾として、T&Iイノベーションセンターと協働で、TSUBASAアライアンス参加行向けにワークショップ型の研修を実施した。