2022年04月26日 13:00

中西金属工業(NKC)輸送機事業部は、荷主や物流事業者等を繋ぐSaaS型クラウドサービス「Hacologi(ハコロジ)」への、新機能追加に向けた開発に着手する。利用者の要望に応え、トラック手配の「半無人化」を実現。配送ルートなどのパターンを予め登録しておけば、都度変わる配送品目を調整するだけでドライバーに配送に必要な情報が自動配信される。

Hacologiでは、配送手配に関わる各種伝票(送り状、請求書等)を、完全ペーパーレス化。FAXやプリンターがなくても、インターネット環境さえあれば荷物の出荷手配が完結。また、請求の突合せ業務の時期分散による、業務の平準化が可能に。配送ごとに請求金額の突合せができるため、これまで多くの経理担当者を悩ませてきた「締めのタイミング」での請求突合せが不要になる。

さらに、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもトラックの手配や状況の確認が可能。「出荷準備完了」「納品完了」など、状況が変われば現状を色で確認できるため、手配担当者以外でもいつでも状況の確認ができ、テレワークにも対応する。加えて、配送情報はすべてデータ化し見える化されるので、荷主と運送会社とドライバー間の言った言わないの撲滅にもつながる。さらにブロックチェーン技術によりいつ誰が何をしたのかが明確となり、データを安心安全に管理できる。

今回の機能実装により、荷主や物流事業者等の関係者の協働をスムーズにするための環境が整い、サスティナブルな物流の実現にさらに一歩近付く。