学習塾を運営する桜華総合学院は、新たなサービスとして、メタバース（仮想空間）内に個別指導塾「めたこや」をオープンした。めたこやは「寺子屋」という伝統的な教育と「メタバース」による仮想空間をかけあわせた新しいオンライン個別指導塾。

昨今、勉強についていけない、学校になじめないといった理由やコロナ感染を避けるためなど、長期欠席している児童生徒が増加。また、コロナ禍によるコミュニケーション不足、休校や時差登校による対面授業とオンライン授業の併用など、学び方の変化に不安を抱く子どもや保護者も増えている。

そこで同社では、かつての寺子屋（無学年制のフリースクール）のような学習塾を、仮想空間内に開校した。講師が一方的に教えるだけではなく、同じ空間内にいる仲間同士で教え合うアクティブラーニングを実現し、双方向対話型の授業をおこなう。オンライン会議システムのように常に画面を見る必要もなく、自由に教室に出入りすることが可能。一律定額制で、分からない箇所を何度でも聞くことができる。

また、全国各地から集まった塾生同士でコミュニケーションが取れるような特別講座も随時開講し、モチベーションアップを図る。定期試験の対策の他、学校では学ばない「お金の仕組み」や「世の中の仕組み」など特別講座もあり、勉強だけではない、人生に役立つ講座も随時開講予定。