2022年01月31日 15:37

高松建設は、2021年11月1日に施工現場を再現し、実習棟を備えた「体験型研修施設」を、大阪市淀川区の「大阪機材センター」内に開設した。

本施設の開設により、これまで行ってきた座学とOJTによる研修に加えて、施工現場を再現した実習設備を使用しての現場実務研修の開講が可能となった。今後、現場係員の知識やスキルの習得レベルの均一化をはかり、即戦力として通用する建設技術者を育成する場として活用していく。

開設された実習棟は、RC造、S造の原寸大モックアップと仮設足場を備えており、実際の建設現場を再現した環境での実習が可能となっている。これらの実習設備は設計部門と工事部門が中心となり、必要な要素を検討し製作された。現場をリアルに再現しているだけでなく、重要なポイントを効率良く学べるように、実践的な建設技術教育に理想的な施設となるような工夫が凝らされている。

現場実務の経験毎に、研修カリキュラムも設定。入社1年時には「建設現場配属前研修」を行い、安全管理、建物重要事項など施工管理に必要な基礎知識を学習するカリキュラムによる早期戦力化を目指す。また、入社2年次以降の 現場係員には、スキルアップと技術習得を目的とする「現場係員研修」を実施。実際の現場作業を模擬化したカリキュラムにより、安全かつ確実な施工管理スキルの習得を実現する。