2022年01月21日 15:56

世界文化ワンダークリエイトは、1月21日、絵本「4・5・6さいの なぜなにSDGs」を発売した。
SDGsに関する取り組みが企業・個人を問わず広がっていくなか、園でも子どもたちがSDGsについて考えるための取り組みが増えている。本書は、園購読の月刊絵本「ワンダーランド」「ワンダーブック」の人気連載「SDGs」コーナーを一冊にまとめた生活絵本。SDGsという言葉を使わなくても、絵や写真で視覚的に伝えやすいと保育者の人から好評となり、今回の市販化が決定した。
本書の監修者で東京大学名誉教授の汐見稔幸さんは、保育についての自由な経験交流と、学びの場である臨床育児・保育研究会を主催。同会発行の、保育者による本音の交流雑誌「エデュカーレ」の責任編集者も務める。汐見さんは「困ったことをみんなで無くしていこう。みんなが幸せに暮らせる『おうち』をもう一回作ろう。そのために、何をしたらよいかを示したのがSDGsです」と語る。つまり、子どもたちが身の回りのことから、自分以外の誰かに対して思いを巡らせることがその第一歩となる。本書では、食品ロス、環境問題、多様性への理解など、一見難しそうな問題を「のこした みそしるは どう なるの?」「まちに ある ぼこぼこは なあに?」といった、子どもたちの日々の生活に置き換えて紹介。写真とイラストで、小さな子どもでも「自分ごと」としてわかりやすいつくりになっている。
定価は1760円(税込)。発売日は1月21日。