2022年01月19日 19:19

ヤマップは、群馬県警察と「「登山届情報システム」の活用に関する協定」を締結した。YAMAPで「登山計画」を作成し、YAMAPに提出するだけで、群馬県警察への正式な「登山届」として受理される(谷川岳の一部山域を除く)。
群馬県谷川岳遭難防止条例が定める「危険地区」は、「冬山期間」を除く期間内に登山する場合、10日前までに群馬県谷川岳登山指導センターへ登山届の提出(書面)等が必要だ。
2014年9月27日に発生した、岐阜県と長野県にまたがる御嶽山噴火により登山者数を把握することが再認識され、登山計画書の提出を義務化する条例の施行やインターネット窓口の設置など、提出率向上にむけた様々な取り組みが行われている。遭難件数のうち登山計画書を提出した登山者・登山グループは、わずか28.2%(24件)で、登山計画書の提出率が低いことが遭難救助を行う際の大きな課題となっている。
実際に登山者に聞いてみると、登山計画書を提出しない理由のひとつとして、「登山計画書は作っていても、提出するのはまた別に提出作業を行わなくてはいけなくて面倒」などという声が寄せられていた。そこでYAMAPでは、事前にコースタイムを自動計算して無理のない登山計画が作成できると同時に、作成した登山計画を「YAMAPに登山計画を提出する」ボタンを押すだけで、大切な家族・友人(緊急連絡先)にも共有できる登山計画&提出機能を群馬県警察とも連携。YAMAPに登山計画を提出すると群馬県警察へも正式な登山計画書を提出できる。