2022年01月19日 15:49

「LFCコンポスト」を展開するローカルフードサイクリングが、2021年の生ごみ削減量約986トン、CO2削減量約484トンを達成した。参加人数は1.3万世帯。コンポスト基材1つに対し、約20kgの生ごみを削減したことになる。
削減した生ごみの量に対し、生ごみ係数(出展:循環生活研究所)0.35をかけるとCO2削減量が算出される。このCO2削減量は、2万世帯が43時間が暖房(エアコン)をつけなかったことに匹敵。少なく見積もるため生ごみは7割の量で計算しており、焼却処分に伴う回収の経費の節約や、生ごみを捨てるためのビニール袋の削減等によるCO2削減などを加えれば、これ以上のインパクトになる。
現在、日本の家庭から廃棄されている生ごみは年間約1000万トン(日本で一年間に食べている米と同じ量)。焼却処分されるが、約90%もの水分を含む生ごみは燃えにくいため、多くのエネルギーを浪費し、CO2を排出している。コンポストの活用により、生ごみは資源に変わり、処理のために排出されていた二酸化炭素も削減できる。しかし従来のコンポストは設置に場所を取るなど、都市部に暮らす人たちにとって取り入れるのが難しいものだった。
そこで同社は、だれもが参加しやすい資源循環のため「都市型コンポスト」を開発。体験価値を届け「捨てない暮らし」を拡げることで、台所を起点とした食循環をつくることを目的としている。「2030年 生ごみ焼却ゼロ」にむけ、命を支える食(栄養)循環の輪をさらに広げていく。LFCコンポストの購入はこちら。